こんにちは、さいとうです。
Twitterなど一部界隈で、とあるニュースが話題に。
それが、→「地球上のすべての人間に提供する新しいグローバルデジタル通貨」という構想を発表 というニュースです。
Introducing Worldcoin, a new cryptocurrency that will be distributed fairly to as many people as possible.
Details about how it works: https://t.co/DLcAmUA4u3 pic.twitter.com/xC3W2U6Xi3
— Sam Altman (@sama) October 21, 2021
Can a billion crypto users within two years happen?
Worldcoin aims to make that a reality with a plan to allow people to claim free coins to accelerate global cryptocurrency adoption. https://t.co/nrDM6FJTRS
— Cointelegraph (@Cointelegraph) October 21, 2021
有名なファンドなども投資しています。
しかし、海外だけで、日本ではあまり話題になっていませんでした。
今回は、このニュースの「なにがすごいのか?」を最速で解説していきます。
この記事を読むことで、
・ウラで重要な端末「Orb」について
・これからの動き
がわかり、海外トレンドをいち早くキャッチできます。参考にどうぞ。
■なにがすごい?
・「Orb」という端末で、早く・安く・安全に使える
・年間5万台以上の端末を生産し、10億人のユーザーに提供目指す
✔︎ 「Worldcoin」のすごさ3選
✅「Worldcoin」の凄いところ3選
・無料でもらえる
・世界共通で使える
・早く、安く、安全に使えるこの3つ。つまり、無料でもらえるコインを、いちいち換金することなく、安全に使える。これを、2023年までに世界10億人に普及させようと、動いている人たちがいる。とんでもない構想。
— さいとう @ DeFiブロガー (@saito_pickNEWS) October 22, 2021
・無料でもらえる
まず「Worldcoin」は、無料で配布される予定のコインになります。
既に、チリ、ケニア、インドネシア、スーダン、フランスなど4大陸(アフリカ、南米、ヨーロッパ、アジア)の12カ国に提供しています。
チリに関しては、発表から6ヶ月余りで18,000人以上のユーザーが、Worldcoinをもらっています。
・世界共通で使える
続いて、すごさは「世界共通」で使えるお金であることです。
つまり、Worldcoinを持っていれば、換金など必要なしに、世界中どこでも買い物や食事ができるんです。
たとえば、日本円をアメリカで使う場合、一回ドルに換金しないと、使えませんよね。
世の中には、ドルや円、ビットコインやイーサリアムなど、いろいろな通貨が存在します。
それを、国や場所によって、使い分けなければいけません。
「Worldcoin」という世界共通のデジタル通貨があれば、どの国でも手間なく使えるお金になります。
・早く、安く、安全に使える
これは、Worldcoinのネットワークが、イーサリアム基盤レイヤー2というネットワークを使うことで、実現しています。
レイヤー2とは、メインチェーンの動きを早くする技術です。
いわば、ブロックチェーンを「道」とするなら、「メイン通り(メイン)」の交通量を分散するための「脇道(レイヤー2)」の役割をしてくれるものです。
NFTやDeFiなど多くのサービスを動かす、イーサリアムの力を借りて、「早く・安く・安全」にWorldcoinは、運営されています。
✔︎重要な「Orb」というデバイス
では、どのように「Worldcoin」を運営するのか?
それが、「Orb」という端末です。ザックリ要点をまとめると、以下のツイートのようになります。
✅界隈で騒がれる「Orb」
・誤りが0.05%と正確
・なりすましがほぼ不可能
・写真でポーズするくらいカンタン認識これは、「虹彩認識」といって目の輝きで、ユーザーを見分ける技術を使っている。これによって、正確かつ早い、仮想通貨のベーシックインカムをやろうとしている。すごすぎですね。 pic.twitter.com/IIs5qhscVn
— さいとう @ DeFiブロガー (@saito_pickNEWS) October 22, 2021
・0.05%しか間違えず正確
まず、この「Orb」は、正確に本人確認をしてくれる特徴があります。
これには「虹彩認証(こうさいにんしき)」を導入しているからです。
虹彩認識とは、生体認証の一種で、目に光を当てた時の輝きで、個人を見分ける技術です。
一部、スマホなどの指紋認証でも使われるもので、普通の生体認証より精度が高い、という特徴があります。
その精度の高さから、アラブ首長国連邦の国境管理システムでも活用されています。
カンタンにいえば、目はウソがつけないということです。
これによって、ユーザー間違いが0.05%とかなり高い精度で、大量のユーザーを見分けることができます。
・カンタンに使えるのに、高セキュリティ
✅「Orb」の使い方
人の目をキャプチャ
↓
短いコードに変換
↓
サインアップしているか確認
↓
(登録されてなければ)
Worldcoinを無料でもらえるこの手順。ユーザーがコインもらうためには、直径20cm・重さ2.5kgのデバイス前に立ち、認証してもらうだけ。お金がどんどん回りまくる未来へ。 pic.twitter.com/PNFAXZg0Kd
— さいとう @ DeFiブロガー (@saito_pickNEWS) October 22, 2021
ユーザーは、前に立ち認証してもらうだけで、コインが配布されます。
手順としては、
↓
目の画像を撮る
↓
画像を、数値コード「IrisHash」に変換
↓
Orbが、ネットに接続せず独自に認証する
↓
(※もしユーザー登録されていなければ)
コイン配布へ
といったカタチ。
最新の暗号化技術で、認証した目のデータは、保存orアップロードする必要なく、ネット上には公開されません。
カンタンに、高セキュリティで、コインが配布されていきます。
・「Orb+人」で運営される
Worldcoinは、中央集権的な運営を避けるために、Orb+「Orb Operators」という世界中の起業家と運営しているのも特徴です。
このオペレーターは、ユーザー登録を手伝います。
より多くのユーザー登録を処理したオペレーターには、報酬が多く渡されます。
最高で、1人で約1000人/週のユーザーを処理できるオペレーターもいるくらいで、かなりの競争になります。
※1週間で2,198人のユーザー登録した例も
※平均→764人/週、1,069人/人
人の作業も加えることで、より強いシステムを作っています。
〜「Orb」の詳細〜
・直径20cm
・重さ2.5 kg
・表面→鏡
・ウラ→目の投影機、照明LED、詐欺検出システム
・モバイルバッテリー
✔︎これからは?
これからは、年間5万台以上のデバイスを生産し、10億人のユーザーを接続を可能にしていく予定だといいます。
大きな計画ですね。
■まとめ
・「Orb」という端末で、早く・安く・安全にユーザー認証
・今後、年5万台以上の端末を作って、10億人のユーザーに提供を目指す
これまで、「より良いものを…」と多くのコインやプロジェクトが、発表されてきました。
しかし、種類が多くなりすぎて、サービスやコイン選びが、むずかしくなっているのも現状です。
こういった、「世界共通」で使えるコインという考え方も、面白いですね。
今後の動向にも、楽しみです。
では。
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