こんにちは、Saitoです。
今回は、バイナンス・スマート・チェーン(BSC)について解説します。
期待される基盤「BSC」について、深掘りします。
この記事を読むことで、
・どう動くか?
・利用事例は?
がわかります。参考にどうぞ。
■大手が提供するチェーン「BSC」
✔︎BSCとは?
イーサリアムを超える「BSC」
バイナンスの提供するチェーン「BSC」が、イーサリアムアドレス数を超えました。
具体的には、イーサリアムが722,368に対し、BSCが942,411といった感じ。どちらも巨大ですが、首位独占だったイーサリアム抜いたのは、凄まじい。
今後も、BSCで動くサービスは期待ですね。 pic.twitter.com/fBZvdOSvIU— さいとう @ DeFiブロガー (@saito_pickNEWS) October 5, 2021
・大手がバイナンスが提供
世界大手取引所「バイナンス」が提供するチェーンです。
2019年4月に誕生したバイナンスチェーン(BC)のサイドチェーンとして、2020年9月にBSCが採用されました。
チェーンを「道路」に例えるなら、バイナンスチェーンという「メイン通り」の交通量を抑えるために、バイナンススマートチェーンという「脇道」を作ったカタチです。
DeFiでの使用を想定していて、イーサリアムとも相性もいい側面もあります。
BSCは、イーサリアム仮想マシン(EVM)を元に作られているからです。
イーサリアム仮想マシン(EVM)とは?
人間にわかる言葉を、機械語に直してくれるモノ。つまり、人間が機械に命令するための、一種の「翻訳機」の役割をする。
たとえば、Aさん→Bさんに1,000円送る場合。そのまま「1,000円送る」では分からないので「特殊なコード」に直し送る。これが、EVMの役割。— さいとう @ DeFiブロガー (@saito_pickNEWS) October 5, 2021
別チェーンに移行も可能で、互換性も強い。
つまり、「仲介役」のいないお金のやり取りを、イーサリアムを参考に開発されているのが、BSCです。
・イーサリアムを超える!
2021年時点で、BSCアドレス数が、イーサリアムのアドレス数を超えました。
・イーサリアム→722,368アドレス
理由としては、次の項目で述べていく「安い・早い・安全」であるのが、大きい理由だと考えられます。
今、世の中で最も使われるチェーンの中の1つに、1年足らずで上がってきてしまったのが、BSCです。
■なぜ注目されるか?【秘密は3点】
BSCの良さとは?
・ガス代安い
・互換性ある
・不正が起きづらいこの3つが大きなモノかなと。特に1番大きいのは、「ガス代」ですね。
DeFiで、よくつかわれるETHと比較すると、差がすごい。1取引あたりの平均ガス代が、ETHが$5.2に対し、BSCは$0.35。約14分の1で済む。
これはかなり期待ですね。— さいとう @ DeFiブロガー (@saito_pickNEWS) October 1, 2021
✔︎安い
まず、大きな特徴として「ガス代が安い」というところです。
よく使われるイーサリアムと比較すると、その差は歴然です。
〜1取引あたりの平均価格〜
・BSC→0.35ドル
・ETH→5.2ドル
これは、バイナンスが独自開発しているチェーンであることが、大きいでしょう。
イーサリアムの場合、「他人の土地」を使うようなものなので、そこでアプリ開発などすると、どうしてもガス代がかかってしまいます。
いわば、公共施設を利用するようなカタチです。
BSCならば、自社開発したチェーンを使うことで、バイナンスが安く設定できるので、ガス代を安くブロックチェーンが使えるようになります。
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✔︎早い
BSCには、持つデータ量を少なくすることで、処理を早くしてくれる側面があります。
少し技術的な話をすると、PoSA(=PoS+PoA)のアルゴリズムを採用しています。
PoSの運用で、データに優先順位をつけて、順位に応じて役割分担して、処理をしてれます。
またPoAにより、処理データを圧縮して、単純なデータに書き換えてくれるんです。
・簡単なデータに置き換え
この2つの理由により、早い処理ができるようになります。
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✔︎安全
改ざん性が低いと信頼性が高いのも、BSCの特徴です。
これは、「フラッシングガバナンス」という仕組みのおかげです。
どういったものかというと、データ改ざんなどありそうな場合、検証装置が発見し、そのデータの大部分を削除してくれるものです。
そして、そこに新しいデータブロックを追加してくれます。
これにより、データの改ざんに強いです。
■BSCを使ったサービス3選
主に、DeFiサービスに使われます。
今、BSCを使った金融サービス・アプリなどが、多く開発されています。
その中でも、ぼくが実際使っているモノも含めて、紹介していきます。
✔︎パンケーキスワップ(PancakeSwap)
実際にぼくも使っています。
発表から1年で、約18倍まで価値が成長している、BSCを使ったDeFiサービス。
仲介いらずでお金の交換ができたり、自分が資金を提供して、その利用料を得ることが可能です。
また資金を提供すると、「CAKE」というトークンが発行され、そのトークンを再投資して、値上がりに期待できるのも特徴です。
▼PancakeSwapとは?
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✔︎ベーカリースワップ(BakerySwap)
お金を貸し付けて利息を得るのはもちろん、NFTプラットホームとしても、機能しています。
お金を預けると、「BAKE」トークンがもらえます。そのトークンからランダム生成したNFTを、再投資して「BAKE」を得るための資源にもできる仕組みです。
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✔︎ヴィーナス(Venus)
主に「レンティング」プラットホームで、DeFi上でお金の貸し借りができるカタチです。
ユーザーは「XVS」トークンがもらえ、お金を貸す側はもちろん、借りる側も稼げるというのが特徴。
また、ステーブルコイン「VAI」というものを発行する役目もあります。
MakerDAOとCompoundを混ぜたようなサービスです。
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以上、BSCを使ったDeFiサービスでした。
■まとめ
・BSC(バイナンス・スマート・チェーン)とはバイナンスが提供する「道路」
・イーサリアムアドレス数を超え、今世界で最も使われるチェーンの1つ
・安く、早く、安全である
・主なDeFiサービスは、PancakeSwap、BakerySwap、Venusあたり
最後に、1つ注意しておきたいのは、「BSCの未来=バイナンスの未来」に頼ってしまうところです。
バイナンスが提供しているだけあり、バイナンスになにかあれば、BSCを使ったサービスは利用できなくなってしまいます。
今後、DeFiへ規制がかかることなども、明らかでしょう。
しっかりニュースや情勢をキャッチして、サービス利用は考えましょう。
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では。
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