こんにちは、さいとうです。
先日、革命的なDeFiプロジェクトが、スタートしましたね。それが、「Notional V2」の発表です。
Allow us to reintroduce ourselves – Notional V2 launches 11/1. pic.twitter.com/dVNKo27d8V
— Notional (@NotionalFinance) October 31, 2021
すごさを一言で表すと、「固定金利」かつ安い金利で、レンティング(貸し借り)が、DeFi上でできるようになったことです。
日本の消費者金融と比べると、その差は歴然。
🔽某消費者金融
🔽Notional
にもかかわらず、日本語での解説がなく、「一体何がすごいの?」という方もいるでしょう。
今回は、そんな「Notional V2」のすごさを、日本語版を「最速」で解説します。
ぜひ、ご活用ください。
■「Notional V2」はココがすごい
・セキュリティ・流動性・資金効率性が高い
・ガバナンストークン「NOTE」を発行し、運営が分散的
・流動性提供者、貸し手、借り手が存在する
「固定金利」で貸し借り
これが、1番優れた点といえます。
今までのDeFiでは、変動金利のみ提供されていたり、貸し手にのみ固定金利で提供していました。
このため、借り手は貸し手に対して、多く利息を払うこともあり、あまり平等ではないカタチ。
しかし、このNotionalV2は、貸し手はもちろん借り手にも、固定金利で提供できることで、貸し手も借り手も損をしない仕組みが実現しました。
そのウラには?
「fCash」というトークンの導入により、この仕組みを実現しています。
fCashトークンとは、支払いを約束するための証明の役割をします。
たとえば、
・Aさんが、Bさんから100DAI借りる
・1年後に、利子つきで105DAI返す約束
・ここでfCashを発行し、Bさんが受け取る
・fCashに「1年後に105DAI返済」という情報を刻まれる
fCashによって、将来の支払いの約束を、トークン化することで、返済を確実にし、固定金利でも提供することができます。
また、トークンにする事で、ETHやUSDCのような異なる通貨のやり取りも、可能にしてくれます。
強みは
・セキュリティ
・流動性
・資金効率
が非常に高いというのも、特徴です。
・セキュリティ
V2は、さまざまな内部テストを受け、
・ABDKコンサルティング
・チェルトラ
・コードアリーナ
という3つの監査に合格しています。
・流動性
流動性提供者に、利益を渡すため、定期的にトークンを発行していくことで、高い流動性を保ちます。
・資金効率
リターンが大きいというのも、1つの強みになります。
Notionalに、資金を貸したり、流動性を提供することで、リターンが望めます。
また、先ほど話したトークンの仕組みにより、貸したお金も返ってこないということも、起きません。
運営が分散的
ガバナンストークン「NOTE」を発行して、ユーザーもプロジェクトの運営に関われるというメリットがあります。
プロジェクトの決定、投票に参加できます。
これにより、プロジェクトが、銀行などの仲介が存在する「集権的」カタチから、みんなで管理できる「分散的」カタチになっていきます。
3種類の使い方
・お金を借りる
・流動性を提供
この3つの役割があります。
流動性提供者→お金を貸し借りできる場にトークンを用意
貸し手と借り手→そのプール上でお金をやり取りする
・貸し付ける
「Lend」という機能で、お金を貸し、利息を得ることができます。
仕組みとしては、お金(cTokens)をプールに預入し、fCashを手に入れます。
※cDAIを使って、fDAIを手に入れる
・借りる
「Borrow」という機能で、お金をプールから借りることができます。
返済期限も設定でき、1年、2年、5年、10年、20年と設定できます。
しかし、借りる際に担保が必要となり、元手が必要となります。(借りる額のDAI×120%、ETH×150%)
仕組みは、担保を預け、お金(cTokens)とfCashを受け取り、期限日に返します。
※cDAIとfCashの受け取り
・流動性提供
お金が貸し借りできる場(プール)に、トークンを提供することです。
流れとしては、お金(DAI、USDC、ETH、wBTC)を入金し、やり取りに使われるfCash+cTokens預けます。
すると対価として、NOTEがもらえ、一部利息+流動性手数料+NOTE値上がりの利益が入ってきます。
※fCash+cTokens預け、NOTEをもらう
■使い方
※あらかじめ、仮想通貨を購入し、ウォレットに送金しておく必要があります。
ビットフライヤー→メタマスク|失敗しない送金【3ステップで紹介】
を参考にどうぞ。
▶︎Notionalを開く
▶︎「connect wallet」→「メタマスク」
完了です。
お金を貸す
▶︎メニュー→「Lend」
▶︎銘柄→トークン量→「Lend」
▶︎完済日→金額→担保量
※「High」にするとセキュリティを高め、リスクを落としてくれます
▶︎「Confirm & Submit Trade」→「Submit」
ガス代を確認し、完了です。
完了です。
お金を借りる
▶︎ホーム→「Borrow」
▶︎銘柄→トークン量→「Borrow」
▶︎完済日→金額→担保量
※「High」にするとセキュリティを高め、リスクを落としてくれます
▶︎「Confirm & Submit Trade」→「Submit」
ガス代を確認し、完了です。
完了です。
流動性提供する
▶︎メニュー→「Provide Liquidity」
▶︎銘柄→流動性提供の量
▶︎「Confirm & Submit Trade」→「Submit」
ガス代を確認し、完了です。
■まとめ
・セキュリティ・流動性・資金効率性が高い
・ガバナンストークン「NOTE」を発行し、運営が分散的
・流動性提供者、貸し手、借り手が存在する
・利用には、ウォレットが必要
今後の利用は?
今後Notionalは、まだまだ伸びると思います。
「住宅ローン」「学資ローン」の手段として、期待されているからです。
今までのレンティングでは、変動金利で、貸す側も収益が安定せず、借りる側も世界情勢の変化を大きく受けてしまいます。
固定金利で、仮想通貨を借りられれば、銀行口座を持てない人も、今までよりローンが組みやすくなり、家を買ったり、教育を受けたり、しやすくなります。
また、今伸びているNFT分野でも、成長するでしょう。
NFTの土地やアイテム購入のためのローンとして、固定金利でローンを組めるNationalが、使われれば、さらに伸びます。
ですので、Nationalのようなプロジェクトは、どんどん成長していくでしょう。
楽しみにしたいですね。
では。
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